操作手順書
【Windowsの自動時刻設定】
こちらは「1台のパソコンでChromium OSとWindowsを使い分ける」方がご参照下さい。 (対象パソコンでChromium OSのみ利用される場合は以下の設定は不要です) <概要> 1台のパソコンでChromium OSとWindowsを使い分ける場合、「Windows利用時に時計がズレてしまう」という問題が発生します。 Chromium OSを使用した後でWindowsを起動すると、時計が現在時刻の9時間前を指してしまうのです。 <回避方法> Windows側にタイムサーバー(NTP)と時刻を同期させる設定を行うことで回避可能です。
<補足> これはChromium OSとWindowsで内部クロックに対する扱いが異なるために発生するものです。 Windowsでは、内部クロックの時刻をそのまま標準時刻として使います。 一方で Chromium OSは、稼働中に自動的に標準時刻をインターネット上から取得し、これを内部クロックに設定します。その際に内部クロックには標準時刻のそのまま適用し、これにタイムゾーンを加えたものを表示時刻として使用します。 そのため、Windows使用後に Chromium OSを使用した際、内部クロックは(日本国内の場合ですと)9時間遡った時刻に変更されてしまいます。 その後で再びWindowsを使用すると、Windowsでは現在時刻よりも9時間前が表示されてしまうのです。 これは、WindowsとLinux系OSの内部クロックに対する扱いの違いに加えて、「Chromium OSが自動的に時刻合わせをする」という仕様に起因する結果です。 そもそも一般的なパソコンは、複数のOSを使い分けることを想定していないため、デフォルト設定ではこのような問題が発生してしまうのです。 |
【Chromium OS初期設定】
BIOSのBOOT設定が完了したパソコンを、USBメモリーを挿した状態で起動すると Chromium OSは立ち上がってきます。 ここで行う初期設定は、Chromebookの場合とほぼ同様です。 ※ Googleアカウントをお持ちで無い方は、別途アカウント登録が必要です。 (初期設定画面の中でアカウント登録することも可能です) <初期設定画面での作業>
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【USBメモリー起動のBIOS設定】
Chromium OSを起動するためには、最初にパソコンのBIOS設定で「USBメモリー起動」を指定する必要があります。 通常パソコンは、内蔵HDDのOSを優先的に読み込むように設定してあります。 その優先順位について USBメモリー(あるいはUSB HDD)を上にすることで、USBメモリーを挿してパソコンを起動した際に Chromium OSが立ち上がるようになります。 この時、USBメモリーを挿していなければ 内蔵HDDからOSが立ち上がります。 利用者は、USBメモリーを挿す/挿さないで何時でもOSを切り替えることが出来ます。 <BIOS設定手順>
NEC、Panasonic → [F2]キー HP → [F9]キー 東芝、DELL、acer → [F12]キー <Chromium OSの初期設定>
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