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【Windowsの自動時刻設定】

2016/03/06 5:20 に ユーザー不明 が投稿   [ 2016/03/06 6:48 に更新しました ]
こちらは「1台のパソコンでChromium OSとWindowsを使い分ける」方がご参照下さい。
(対象パソコンでChromium OSのみ利用される場合は以下の設定は不要です)

<概要>
1台のパソコンでChromium OSとWindowsを使い分ける場合、「Windows利用時に時計がズレてしまう」という問題が発生します。
Chromium OSを使用した後でWindowsを起動すると、時計が現在時刻の9時間前を指してしまうのです

<回避方法>
Windows側にタイムサーバー(NTP)と時刻を同期させる設定を行うことで回避可能です。
  1. まずはNTPとの同期設定を行います。
    Windows画面右下の日時が表示された部分で右クリックして、「日付と時刻の調整」をクリックします。


  2. 「インターネット時刻」タブを選択し、[設定の変更]ボタンをクリックします。
    続いて、
    □ インターネット時刻サーバーと同期する
    にチェックし、サーバーに、
    ntp.nict.jp
    を指定して[OK]ボタンをクリックします。

  3. 続いてタスクの設定を行います。
    [コントロールパネル]>[システムとセキュリティ]>[管理ツール]>[タスクスケジューラ]
    を起動します。

  4. タスクスケジューラ内で
    [Microsoft]>[Windows]>[Time Synchronization]を開き、

    [SynchronizeTime]を右クリックして[プロパティ]を選択します。


  5. 「トリガー」タブを選択し、[編集]ボタンをクリックします。

  6. [タスクの開始]は[スタートアップ時]を指定します。
    [詳細設定]の設定は、以下の参考に設定し、最後に[OK]ボタンをクリックして下さい。

<補足>
これはChromium OSとWindowsで内部クロックに対する扱いが異なるために発生するものです。
Windowsでは、内部クロックの時刻をそのまま標準時刻として使います。
一方で Chromium OSは、稼働中に自動的に標準時刻をインターネット上から取得し、これを内部クロックに設定します。その際に内部クロックには標準時刻のそのまま適用し、これにタイムゾーンを加えたものを表示時刻として使用します
そのため、Windows使用後に Chromium OSを使用した際、内部クロックは(日本国内の場合ですと)9時間遡った時刻に変更されてしまいます。
その後で再びWindowsを使用すると、Windowsでは現在時刻よりも9時間前が表示されてしまうのです。
これは、WindowsとLinux系OSの内部クロックに対する扱いの違いに加えて、「Chromium OSが自動的に時刻合わせをする」という仕様に起因する結果です。
そもそも一般的なパソコンは、複数のOSを使い分けることを想定していないため、デフォルト設定ではこのような問題が発生してしまうのです。